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妊娠から出産までの過ごし方 赤ちゃんの成長と過ごし方

妊娠から出産までの過ごし方

ベビーすくすく講座
妊娠から出産までの過ごし方

赤ちゃんを迎える準備を整えておこう

診査を忘れずに!

これまで2週間に1度だった妊婦健康診査の間隔の目安が、妊娠36週からは1週間に1度になります。
忘れずに受診しましょう。

赤ちゃんコーナーをつくる

退院後、病院や里帰りから帰ってきたらすぐに赤ちゃんが過ごすスペースが必要になります。動けるうちに、部屋の中を片付けて整理しておきましょう。

赤ちゃんコーナーは、周囲に背の高い家具や、落ちてきそうな危険なものはないかなどをチェックして、安全なところにセッティングします。エアコンの風や日差しが直接当たらないところを選びましょう。また、掃除がしやすく、風通しがよいところであることも赤ちゃんコーナーづくりのポイントです。ベビーベッドを使う予定であれば、赤ちゃんがベッドから落ちてしまわないように、忘れずに柵をしましょう。赤ちゃんコーナーを作るうえでもっとも大切なのは、赤ちゃんの姿が、常にお母さんや家族の目の届くところにあるということです。

酸化力(活性酸素)を使わずに除菌・消臭できる空気清浄機もおすすめです。
一般の空気清浄機は、方式はさまざまですが、人体にも有害な酸化力(活性酸素)を利用しています。免疫力が少ない乳幼児への影響を考えると、なるべく酸化力を使わない空気清浄機のほうが無難です。

酸化力を使わない空気清浄機はこちらから

お部屋のダニ対策を!

肌がやわらかく汗っかきな赤ちゃんは、ダニに狙われやすいです。赤ちゃんをダニアレルギーの発症から守るためにも、生まれる前からお部屋を清潔に保っておくことが大切です。

天気が良い日には布団を干し、掃除機をかけておきます。エアコンのフィルターのホコリもきれいに取り除いておきましょう。また、今のうちにカーテンをクリーニングに出しておくことをおすすめします。

パートナーや近所に引継ぎを

妊娠37~42週未満の出産は正常の範囲内です。いつでも出産に臨めるよう、十分に水分をとり、入浴して体を洗い、清潔を保ちましょう。入院に必要なものや、退院するときに持ってきてもらうものの再点検を行いましょう。

赤ちゃんの誕生を知らせる連絡先のリストをパートナーと相談し、入院時の交通手段や緊急時の連絡方法などをあらかじめ決めておきましょう。

近所の人に留守中のことを頼んでおくとよいでしょう。連絡先や回覧板のことなどを段取りしておき、気持ちのよいお付き合いを心がけましょう。

足腰の痛みをやわらげよう

赤ちゃんに会えるのももうすぐですね。お腹もだいぶ大きくなって、腰や足に負担がかかっているかと思います。ここでは、痛みをのがすためのリラックスポーズやマッサージ方法をいくつか紹介します。

①からだを傾ける
ソファやテーブルによりかかり、赤ちゃんが下がってくる方向と逆向きにからだを傾けます。少しおしりを上げてからだを傾かせるとさらに効果的です。

②からだを起こす
枕やクッションなどを背中にあてて、あぐらをかいて座ると楽になります。痛みを感じる部分をマッサージすると、リラックス効果もあります。

③腰さすり・指圧
骨盤部分を中心に、親指の腹で、背骨にそって上下に指圧します。夫や身内の人に腰をさすってもらうと、安心感から痛みやからだの硬さもやわらぐでしょう。

ときには専門的な処置が必要になることも

出産では、母体と胎児の安全が最優先になります。自然分娩、夫立ち会いなどいろいろ希望はあっても、何らかのトラブルが生じて希望がかなわないときもあります。

一般的に、安産の条件とは①娩出力(母体が胎児を押し出す力)、②生まれてくる赤ちゃんの状態、③産道の状態がすべて整っていることをいいますが、ときにはこれらが整わなかったり、母子が危険な状態になることもあるのです。薬や、場合によっては帝王切開など専門的な処置を必要とすることもあります。出産に対する基本的な考え方を夫婦で決めつつ、状況の変化をありのままに受け入れる柔軟性も必要でしょう。もちろん、大切なのは、それぞれの処置の目的、必要性、リスクなどを医師から十分に聞き、納得のうえで臨むことです。

【専門的な処置の例】

  • 子宮収縮薬
    子宮の筋肉を収縮させ、陣痛を起こりやすくさせたり(分娩誘発)、促進させたり(分娩促進)する薬です。
  • 吸引分娩、鉗子分娩
    吸引分娩は、カップを胎児の頭に吸い付かせ、吸引力を使ってひっぱり出す方法です。また産科鉗子という金属製の器具を胎児の頭部にかけて引き出すのが鉗子分娩です。

【出典】

  • 赤ちゃん&子育てインフォ

  • 母子健康手帳・副読本 / 指導:多田裕(東邦大学名誉教授)/ 発行:公益財団法人 母子衛生研究会

  • 母子保健テキスト/ 監修:平山宗宏(日本子ども家庭総合研究所名誉所長)/ 発行:母子保健事業団
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